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岡村家、ツバメ物語 ③

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プロローグ (換気口の上の巣)

私の事務所に、初めて、ツバメが巣を作ったのは10年前、事務所を新築した直後でした。
最初に作った場所は、ステンレス製の丸い換気口の上でした。
すべり易いのではという心配をよそに、巣はきれい仕上がり、ツバメの建築家としての力に感心しました。
しかし、完成した直後に、3年連続何者かに壊されてしましました。
作った場所が雨樋に近く、蛇にやられたとか、猫にやられたとか、いろいろな声を伺いました。
私は巣の下に棚を付けたり努力はし、 4年前、今年こそはと、網で巣を保護したのですが、やはり壊されてしまいました。
今回は巣の状態から、ほとんど産卵寸前。
産卵場所がなくて困っているに違いないと、かわいそうになり、換気口の近くに、棚を設けて、ガムテープで丸い枠を作り、棚の上に置き、その中に換気口から落ちた巣の破片を入れてみました。
すると、午後からそのガムテープの巣に2羽にツバメが巣作りを始めました。
余程、切羽詰まった状態だったのでしょう。
瞬く間に、巣が完成し、産卵。
メスが卵を抱いている間もそばから離れず、オスが外敵から守っているように見えました。
4羽の雛が生まれ、巣立ちまで、毎日、来訪者の目を和ませてくれました。
いつの間にか、巣立ちが終わり、親の姿も見えなくなりました。
翌年、再びツバメが戻ってきました。
今度は5羽に雛が生まれました。
巣はかなり古くなりましたが、まだまだ使えそうです。

ガムテープの巣の次は、金玉いや金の玉でした。
来年はどこに作ってくれるのでしょうか。
しかし、何としても、お椀の巣から、ツバメの雛を巣立ちさせたいですね。
巣を壊されない、何かいい方法はないものでしょうか。

『人間の究極の幸せとは、子どもや孫の幸せを見届けること』だそうですが、最近の青少年に関わる事件などを見ていると、ツバメの夫婦や家族から、人間が学ばなければいけないことが、たくさんありそうです。

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(続報は来春まで、お待ち下さい)


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2007年10月03日 07:33に投稿されたエントリーのページです。

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