山口大学より学位博士(工学)を授与されました。
阪神・淡路大震災以来、災害対策に携わって15年目となりましたが、本当に有難いことだと感謝しています。
授与式8日午後5時から山口大学工学部の本部棟で開催され、学長の丸本卓哉先生より手渡されました。
防災工学分野(安全環境教育分野)での博士号です。
議員になってから、大学に入学し、学位博士を取得した事例は全国的にも極めて稀だそうです。
ひとえに研究活動を支えて下さった三浦房紀教授をはじめ、多くの皆さまのご協力の賜物と心から感謝しています。
特に大学生3人(長男、長女、私)の学費を黙って納め続けた妻には、大感謝ですね。

三浦房紀教授(学部長)と

今回、学位博士(工学)を取得したのは3名(中国人留学生の女性と工学部の先生と私)でした。

丸本先生、海志、私、妻、星香、三浦先生

論文作成など、たいへんお世話になった村上ひとみ准教授も駆け付けて下さいました。
振り返ってみますと研究活動の発端は、平成7年の阪神・淡路大震災直後、被災者が避難所となった体育館に溢れ、不自由な生活を余儀なくされている姿をテレビで見たときでした。
当時必要とされた仮設住宅は約5万戸、その建設日数は6ヶ月も掛かるとのことでした。
「被災者をプライバシーのない避難所生活から早期に開放する方法はないのか」「立派な仮設住宅でなくとも、とりあえず住める簡易住宅を早急に提供する施策はないのか」と考えたとき、思い起こしたのは単独太平洋横断に使用したシンシア3世号のことでした。
全長6m、幅2mの小さなヨットですが、船内には4人生活できる空間と設備がありました。
その経験を基に「1週間で5万戸設置できる避難施設を開発したい」を研究課題として始まったのが、早期設置型戸建てシェルター(緊急避難施設)の開発でした。
「被災者を救いたい」との願いだけで始まった研究は15年目を迎え、山口大学大学院(防災システム工学科)に社会人学生として入学して9年目となりました。
議員として多忙な日々の合間での研究活動でした。
しかし、長年の研究成果を博士論文としてまとめる機会を頂けたことは本当に有難いことだと感謝しています。
今後も微力ながら「暮らしの安全・安心を守る」という使命感を持って災害対策に取組んで参りたいと思っています。

製本された学位論文です。ゆっくり読み直してみると、15年間の研究経過と本当に多くの皆様のお世話になったと心から感じます。