産業廃棄物処分場での抗議行動

下関市日野川(木屋川)流域の産業廃棄物処分場建設問題
豊田町に住んでいる私の親友が、早朝、突然私を訪ねてきました。
彼は今、下関市日野川(木屋川)流域の産業廃棄物処分場問題に、一生懸命取組んでいます。
「僕は下関市の住民を、未来を守るために最後まで戦います。
産廃処分場からの水は日野川・木屋川・湯の原ダムを通じて、下関市民の飲料水となります。
その水を下関市民が飲むことになるんです。
産廃処分場から出る水の混じった飲料水が飲めますか!
処分場が農作物や飲料水など地域に及ぼす影響は多大で、将来に遺恨を残してはいけないんです。」
と私に熱っぽく語った。
処分場の正式名称には「美祢市保々地区産業廃棄物処分場」だが、美祢市民の関心はほとんど無く、下関市側の河川に水が流れる関係で、下関市民の産業廃棄物処分場問題として、大きな関心となっており、市民運動が新聞やテレビなどで、たびたび報道されています。
山口県は処分場の許可基準について「隣接地の同意があり、条件が整えば、許可を出さざるを得ない」との立場で、許可を出した経緯があり、萩市の産業廃棄物処分場問題も、やはり同じような経緯で問題になっています。
現在、その取扱いは、下関市の行政下に置かれています。
下関市は市民運動の盛り上がりから、設置業者に「延期」と「中止」を申し入れましたが、業者から拒否されているそうです。
行政は許可基準を満たせば、許可を出さざるを得ない立場。
その後、強い立場で行政指導するときは、病人や死人などが出てた後。
だからこそ、本当に市民が危機感を感じているなら、立ち上がって建設を中止させる以外にないでしょう。
仮に、市民(協議会)が処分場建設に同意するなら、
「安全を確保する責任のある業者に対して、厳しい協定を結ばなければいけません。
仮に業者が違反したときは、無条件で協議会の要求を受け入れる条項も必要」と思います。
ただ末代まで、その業者が存続しているかどうか、わかならない以上、建設を受け入れるには、市民の覚悟も必要です。
産業廃棄物処分場の建設を市民が認めれば、次々と処分場建設の申請が出される可能性もあります。
彼の熱意に県議会議員として、できるだけの協力をしなければと思わせて頂きました。
「宇部市のゴルフ場建設反対運動」
宇部市では15年前、小野湖のそばにゴルフ場が建設されるという話が持ち上がったとき、一人の女性が「ゴルフ場で使われる多量の農薬で、市民の水源である小野湖が汚染される」との危機感から「小野湖を守る会」を立ち上げ、市民運動を起こしました。
彼女は妊婦さんで、しかも背中に赤ちゃんを背負って、街角でビラを配り、市民に訴えました。
それが宇部市民を巻き込んだ大きなうねりとなって、建設中止、さらに市長リコールまで追い込んだ市民運動に発展しました。
当時、ゴルフ場の建設は中山間地域過疎化対策の目玉として、地域の大きな期待を背負った事業でした。
しかし、今振り返れば、市民は良い選択をしました。
その後バブル経済が弾け、その会社は倒産。自然破壊だけが残った事業になっていた可能性があります。