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「ご両親からの手紙」

夏休み後半には、4泊5日の「子ども自然体験キャンプ」を大分県九重高原で実施し、忙しい夏でしたが、充実した日々を過ごすことができました。
キャンプでは、毎回「親が子に生き方を教える」をテーマに「ご両親からのお手紙」という研修を行っています。キャンプが始まって3日目、子どもたちが「家に帰りたい」とか「お母さんに会いたい」と思い始める頃に、思いもかけない「ご両親からのお手紙」が子どもたちに届けられます。
手紙には「生まれたときの様子」や「そのときのご両親やご家族の喜び」「名前の由来、期待や願い」が書かれています。3日目の夜、私の講話が終わったあと「今9時、お父様お母様は、テレビも見ないで、君たちのことを心配しているかもしれない。今日は思いもかけず、お父様、お母様から、お手紙が来ている。今から名前を呼ぶから、出て来い」出掛けに、お母さんと喧嘩をして「ぼくには来ていない」と思っている子どもは、名前を呼ばれただけで、大泣きです。 
全員に行き渡ると、懐中電灯で、手紙を照らさせます。封筒には「何々様」と書いてあります。「お父様お母様がどのような思いで『様』と書いたかわかるか。今から10分間、何度でも読み直せ」と言って、懐中電灯の明かりで、子どもたちは手紙を読み始めます。
バックからは「シルクロード」の曲が流れてきます。いろいろ試しましたが、雰囲気にぴったり合っています。
10分間、全員大泣きです。最初に泣き始めるのは、いつも中学生、そして小学生高学年、最後に小学1年生が、周りを見ながら「あれ、僕も泣かなきゃ」という感じで、泣き始めます。1年生は字を読むだけで精一杯、感動とまでには行かないようです。
子どもたちは涙の中で「自分にとって親とは、何なのか」「どのような生き方をしなければいけないのか」ということを学びます。
最近の子どもたちは「無感動」と言いますが、決してそのようなことはありません。
子どもたちの感想文には「この手紙は、一生の宝物です。これからは、お父さんお母さんを大切にします」と書いています。感動は一週間でさめてしまいますが、私は人生の折り目、節目だと思っています。
 手紙の素晴らしさは「10分間手紙を書けば、10分間相手のことを思っている」ということです。
「思いやり」という言葉がありますが「思いを送る」という意味では、手紙ほど素晴らしいものはありません。
「僕はこんなにも愛されている」「僕を認めてくれる人がいる」ということが伝われば、いじめにくじけない、自殺なんかしない、強い心を持った子どもが育つに違いありません。
青少年や親子、家族に関わる事件が多発しています。親子の絆、家族の絆が問われている時代だと思います。

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2007年09月23日 02:46に投稿されたエントリーのページです。

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